マイスペース

マイスペースって何だ?

マイスペースはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼ばれるコミュニティサイトのこと。MIXIのようなものといえばピンとくる人も多いでしょう。

マイスペースはIT王国アメリカが発祥の地で、本社はカリフォルニア州サンタモニカにあります。日本には2006年11月にβ版のサービスがスタートし、2007年から本格スタートが開始されました。運営会社はエフ・アイ・エム・インターナショナルB.V.(ニューズ・コーポレーショングループ)とソフトバンクが提携して設立した、マイスペース株式会社です。

SNSというと日本ではmixiが有名ですが、英語圏ではマイスペースがものすごい勢いで勢力を伸ばしており、2006年9月には1億600万人分のアカウントがあることが発表されました。マイスペースはその後も実に一日23万アカウントずつ新規登録が増えている化け物サイトなのです。

それが証拠に、Alexa Internet(ウェブのアクセス数や人気度を調査する企業)によると、英語圏のマイスペースは、2006年5月時点ではGoogle、Yahoo!、MSNに次ぐ英語での人気サイト4位にランクインしています。

この人気に目を付けたメディア王ルパードマードック氏は、マイスペースの株式を所有する親会社を買収し、FOXテレビとの提携を強めています。


マイスペースの特徴

マイスペースの特徴は、まず「紹介制ではない」ということ。mixiなどの他のSNSは紹介制のところが多く、敷居が高いのがユーザーにとってはネックでした。招待状がオークションで売買されていることからも、その敷居の高さがうかがえます。

マイスペースの特徴には音楽アーティスト(プロアマとも)や音楽好きが多いということがあげられます。マイスペースが登場した頃は10代のコアな音楽マニアが多く、その後年齢層を広げてきた背景があります。マイスペースはこういった音楽マニアが楽しめるよう、画面の編集の自由度を高めました。しかし、あまりにも自由度が高く画面の統一性がないため、ユーザーごとに全く違うレイアウトとなってしまい、アクセスのしやすさが損なわれてしまうという一面もあります。

お店にもきちんと整理されたお店と、ドンキホーテのようにわざと雑然とさせて宝探しを演出するお店があり、それぞれ一長一短ありますので、マイスペースのやり方が一概に悪いとは言えないでしょう。

音楽マニアには「自分が発掘したアーティスト」という満足感もありますから、マイスペースでお気に入りのアーティストを探すというのも楽しみの一つかもしれません。

マイスペースには、単なるユーザーとして登録する方法と、アーティストとして登録する方法があります。アーティストとして登録すると、自分たちが演奏した曲をmp3でアップすることができます。そのためマイスペースが新曲発表の場として使われることもあり、プロアマ問わず幅広いアーティストが登録しています。中には、マイスペースのおかげで有名になったインディーズミュージシャンもいます。

マイスペースはコアな音楽ファンが多いので、彼らの耳に止まるということはクオリティの高い将来性の見込めるバンド(アーティスト)といえるかもしれません。今後音楽シーンにおいては、ますますマイスペースの存在が注目されるようになるでしょう。

また、ファンにとっても、マイスペースでフレンド(mixiのマイミクのようなもの)になることで、アーティストと直接やりとりする機会ができ、今までのアーティストとのコミュニケーションとは一味違ったものになります。

アーティスト同士もマイスペースの中で交流を深めることで、あらたな出会いや音楽に関するインスパイアが生まれることでしょう。

マイスペースの課題

マイスペースのデメリットのひとつは、先ほど上げたレイアウトの分かりにくさ。カスタマイズ性が高いため、個々のユーザーで全く画面レイアウトが変わってしまうということが発生します。他のSNSは、どのユーザーにアクセスしてもほぼ同じレイアウトなので、目的の情報にアクセスしやすいのです。ただ、個性を発揮したいというユーザーや、宝探しのようにアーティストや気の合う人を探してみたいという向きには、マイスペースの方が合うでしょう。

アーティストや音楽マニアには個性が強い人が多いので、マイスペースのようなカスタマイズ性の高さがかえって面白いのかもしれません。パンクのアーティストやファンと、テクノのアーティストやファンが、同じ画面を使うのはちょっと興ざめでしょうから。

マイスペースのデメリットには、ティーンエイジャー問題もあります。10代の子供たちにとって、いじめの温床になったり、良くない情報があるなどの問題が発生しているのです。ただ、これは他のSNSにもあることですので、マイスペースだけの問題とは言えないでしょう。マイスペースが影響力を持つ英語圏では、ティーンエイジャーのマイスペース利用を禁じるところも出てきているそうです。

いじめや良くない情報というのは実社会においても存在するわけで、ネットではそれが色濃く出る(人が持つ本性が出る)だけのことです。使用を禁じることで解決をはかるよりも、現実にある問題としてどう対応したらいいのかを教える方がいいと思うのですが、あなたはどう思いますか?

さて、マイスペースにはこのようなデメリットもありますが、やはりそれよりも新しい知人との出会いや、未知のアーティストの発掘、ミュージシャンとしてのネットデビューなど、多くの喜び楽しみに満ちているのがマイスペースです。

登録はとても簡単ですので、あなたも今日から始めてみませんか?